カテゴリ:建築( 2 )

京都、無鄰庵にゆく。

先日、南禅寺の近く、「無鄰庵」に行ってきました。
明治27~29(1894~1896)年、山県有朋の別荘として作られ、
作庭は「植治」の屋号で有名な七代目小川治兵衛の手によるもの。
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くぐり戸を抜けてしばらく露地を歩くと庭が広がる。想像以上の奥行き。
周辺の高木と、中心の低地が対照的で、庭に別世界な空気を漂わせている。
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真ん中の広いスペースが盛り上がって、ゆるやかなリズムを刻んでいるかのよう。
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川に洲を作っている。実際の自然と同じようにカーブの外側に。
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庭の最奥部に滝が。とても人の手とは思えない自然な石組。
ちなみにこの水は琵琶湖疎水を引っ張ってきてると思われます。
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ぐるっと回遊してきて入り口近くの母屋より。
全く見事な借景(東山)。
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リアルに再現された自然のディテールと、
計算し尽くされた、奥行きのパースペクティブ~借景への導き方は、
どこか他の日本庭園とは違い、より自由な印象を受ける。

いつかこんな所で住んでみたい・・・!
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by ikkoikko2 | 2005-09-06 23:53 | 建築

イームズ展

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和歌山県立近代美術館で催されている「チャールズ&レイ・イームズ 創造の遺産」展に行ってきました。
ラッキーな事に入館料無料日!
こういう思いがけない事があると、また行こう!という気にさせられてしまいます。

さてイームズと言えば、成型合板や強化ガラス繊維板(FRP)による一連のチェアーが有名ですが、
展示内容は、家具は勿論、イームズ夫妻の映像作品や絵画、友人たちのインタビュー集、
イームズ夫妻が実際使っていた収納たんす(中身も当時のまま、おもちゃの宝箱みたい)、
などイームズ夫妻を多方向から知ることのできる充実したもの。

なかでも私が目を惹かれたのはパワーズ・オブ・テンという映像作品。
芝生に寝ている男の姿。上空、10の0乗m(つまり1m)を起点として眺め、
各々10の-18乗m、10の25乗mまで視点移動していくアニメーション。
銀河を俯瞰する大宇宙空間から、素粒子の構造までのイメージを9分間で垣間見ることができる。

イームズのデザインした形自体はすごく好きという訳じゃないけれど、
数え切れないほど様々な事に興味を持つことによって社会状況を的確に捉え、科学的な知識を駆使し生産し易い材料を探し当て、「良いものを安く」という大量消費社会に見合った明確なコンセプトのもとにデザインを表出させる。
まさに現在のプロダクトデザインの先駆けであり、その最高峰の一つなのだろうと思う。
地方の展覧会にしてはとってもオススメ。
イームズオフィス公式サイト
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by ikkoikko2 | 2004-11-23 02:37 | 建築